【書評・感想】小川糸著『旅ごはん』「旅好き」「ごはん好き」にたまらない一冊!小川糸の“心”が詰まったエッセイ集!

【感想】小川糸著『旅ごはん』「旅好き」「ごはん好き」にたまらない一冊! エッセイ

作家、作詞家、エッセイストの小川糸の最新エッセイ「旅ごはん」

「旅好き」「ごはん好き」関係ないです。

もう読んでいるうちに、「旅好き」「ごはん好き」になっちゃいます。

小川糸が旅した場所、そこで出会ったごはんを、思い出と共に、素敵な感性と文章でまぶして味わう。

大学一年生の僕なんか、ほとんどが知らない国と知らないごはんで、まるで不思議の国に迷い込んだよう。

「いつか行ってみたい!」が必ずできます。

マジでおすすめです。

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小川糸著『旅ごはん』あらすじ

ピンクのスープ、アーティチョークのオムレツ、崎陽軒のシウマイ……。

著者が魅了されたリトアニアや、暮らしを営むドイツをはじめとする欧州各地の料理から、身近な日本のお弁当まで、忘れられない味と人々との出会いを綴った、人気作家のおいしいエッセイ。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784592733027

こんな人におすすめ!!

  • 旅好き
  • ごはん好き
  • 小川糸ファン

『旅ごはん』のここが面白い!

1.旅行情報雑誌より魅力的

「旅」のエッセイって素敵ですね。

この前読んだ加藤シゲアキの「できることならスティードで」も「広義の旅」に関するエッセイ集で、いくつか「行ってみたい場所」ができたのですが、今回はその比じゃない。

全部行ってみたい。

リトアニア、ラトビア、エストニア、インド、ドイツ、フランス、イタリア……

旅好きの小川糸だからこその視点や楽しみ方、小川糸の感性だからこそ辿り着くそのお店に、行きたくて行きたくてたまらなくなります。

旅の景色に魅了され、現地の「ごはん」に魅了され、小川糸の感性に魅了され。

詰まっているのは、“情報”じゃなくて、“感性”です。

「いつか行ってみたい!」をストックするため、もっと「旅」のエッセイを読み漁ろうと決意をさせられた・・・・・一冊に。

2.旅への思いと小川糸の感性

小川糸の感性が、“素敵”です。

エッセイの中に「至福の時間」や「至極の時間」などの言葉があちこちに出てきます。

純粋な幸せを感じるのが難しい現代、いやいつの時代も難しいのかもしれませんが、

そうやって心からの思いを爆発させている小川糸の「生き方」に、“素敵”以外の言葉が見つからない。

いや、“美しい”があったか。

「いいなー、そんな、そんな生き方してみたいな」と、なぜか目頭が熱くなってくるほど憧れてしまいます。

特に印象深い1話が、インドでの話。

それは、南インドのホテルで、心と体を徹底的に癒す旅。

朝、小鳥のさえずりに耳を澄ましながらヨガ、朝食ではココナッツミルクやドーサを堪能、午後はプールでのんびりしても良し、昼寝しても良し、本を読んでも良し、果物をかじっても良し、それが終われば再び夕暮れのヨガ。

「自分のために時間を使うことがどれだけ贅沢なことか思い知った」と著者は書いています。

「今思い出しても脳みそがとろけそうになるほど、その旅は、美味しく、楽しく、気持ちよかった」

なんと甘美な一言か。

そんな旅を一生に一度はしてみたいですね。

できれば毎日したいです。

3.よだれが垂れる28コのごはん

28のエッセイにはすべて「ごはん」が登場します。

聞いたことのあるものもあれば、名前すら聞いたことのないものもたくさんありました。

そんな好奇心を煽る「ごはん」を小川糸の文章で味わっていると、口の中がまずいことになってきます。

まだ飯まで時間がある時に読むと地獄です。

運悪くコンビニなんかが近くにあると、買わなくていいものを買う羽目になります。

文章ってすごいなって改めて実感しました。

言葉だけ、しかも数ページで、写真だって一枚きりなのに、一度も食べたことも見たこともないものなのに、こんなにも”美味しく”思えるのかと、感銘を受けました。

第2話で登場した「オニギラーズ」が一番手頃に真似できそうなので作ってみたところ、鼻がもげるかというくらい美味しかったです。

一つ生活が豊かになったような気がしました。

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著者の関連作、次に読むなら……?

著者のおすすめ関連作をいくつか紹介!!

①デビュー作「食堂かたつむり」

映画化もされている、著者のデビュー作。

「命」と「料理」を描いた一作です。

②人生の果てに何があるか「ライオンのおやつ」

小川糸作品の中でイチオシの作品です。

「死とは何か」「幸福とは何か」

余命迫る主人公の思いに触れて、ふと現実から離れ深いことを考えたくなる一冊。

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まとめ

『旅ごはん』のここが面白い!

  • 旅行雑誌より魅力的
  • 旅への思いと小川糸の感性
  • よだれが垂れる28コのごはん

小川糸の最新エッセイ集「旅ごはん」

数ページずつの28コのエッセイで構成されています。

旅に憧れている人、素敵な人生に憧れている人、美味しいごはんに憧れている人。

そんな人にすごくおすすめの一冊。

豊かで幸せ散らばる人生の光が、紙面から溢れてくるような、そんな一冊をあなたにもぜひ!!

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