【感想・考察】映画『空の青さを知る人よ』作品のテーマとタイトルの意味を考える!!

【考察】映画『空の青さを知る人よ』作品のテーマとタイトルの意味を考える!! ファンタジー

どうもSoneyuです!

本・映画共に大好きでですね、普段は書評記事や映画記事を書いています!


今回は、『空の青さを知る人よ』の考察を書いていきたいと思います!

超面白かったですよね。もう一回観たいくらいです。

↓の記事で書ききらなかった部分をネタバレありでお届けしていくので、最後までご覧ください!

【感想・評価】映画『空の青さを知る人よ』映画館で観るほどの面白さはあるか?
この記事では映画『空の青さを知る人よ』の感想をネタバレなしとありのパートに分けて書いています!どんな人におすすめか、実際に映画館に行くほどの面白さはあるのか、本作の魅力をサクッと紹介します!まだ観ていない人人人、観ようか迷っている人はぜひご覧ください!!
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『空の青さを知る人よ』 あらすじ

映画『空の青さを知る人よ』予告【10月11日(金)公開】

ミュージシャン志望で17歳の高校生・相生あおいは、両親を亡くして以来、恋人との上京を断念し親代わりに自分を育ててきた姉のあかねに負い目を感じていた。あるとき、あかねの元恋人で上京してから音信不通になっていた金室慎之介が、音楽祭のために町へ戻ってくる。同じころ、13年前の過去から時間を超えてきた18歳の慎之介・しんのがあおいの前に現れる。

せつなくて不思議な四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

感想・考察【ネタバレあり】

ここからはもう映画観た人に向けて、映画の考察をしていきたいと思います。

作品のテーマ

僕は個人的に、この作品のテーマは、3つかなと思っています。

「青年と大人」、「妹と姉」、「恋と応援」

「青年と大人」

まず、「青年と大人」は、しんのと慎之介の姿そのものですよね。

「こんな大人になってもいいかもしれないって思わせてくれよ…」

はかなりグッとくるセリフで、

僕からしたら、そういう大人を目指さないとなって思う一方で、

大人からしたら、また気を引き締め直そうと思わされるセリフだったんじゃないかと思います。

「姉と妹」

まさかの「姉がシスコンだったというオチ」とは。

腑に落ちる一方で、簡単にカタをつけたなという感じもするかな。

とはいえ、あか姉とあおいの関係性が、

自分があか姉を縛り付けてるんじゃないかというあおいの不安とか、あおいのためにノートまで付けて頑張っていたあか姉の思いを通して伝わってきて、

そのリアルさとか繊細さはとても面白かったです。

「恋と応援」

2人の人間への愛情の狭間で揺れるあおいの恋心も、『空青』の魅力ですね。

結果的に、あおいは好きな人の想いを応援することを選んだわけですが、そこに至るまでのブレまくるあおいの思春期ならではの心模様こそが、一番の見所でしたね。

「大事な人の想いを応援できないと後悔する」

これも結構グサッとくるメッセージで、あおいたちの心情がかなりリアルに描かれているからこそ、ここまでの重さを持つんですねー。

しんのはなぜお堂から出られたのか?

『空青』は、そんなに難しいところもなかったんですけど。

唯一気になったのが、「しんのがお堂を出られた理由」と、「あかねスペシャルがはじけ飛んだわけ」です。

しんのがお堂から飛び出したのと、あかねスペシャルがはじけ飛んだのは同時だったので、そこは連動していると考えて良くて。

そうなるとまず考えるべきは、「あかねスペシャル」は何を象徴しているのかってことですね。

結論から言うと、「あかねスペシャル」というのは、いつの日か必ずあかねを迎えにくるという誓いや決意の証であると同時に、

自分がビッグで誇れるミュージシャンになるまではあかねに会うことはできないという縛り、もしくは呪いのような意味をも持ってしまったのだと思います。

だから、慎之介が帰ってきたことと連動してしんのがお堂に現れ、

しんのがあかねを助けるためにお堂を出て行こうとした時に、

あかねへの思いが溢れた結果、その縛りが解けて、あかねに会いに行くことが出来たのでしょう。

夢に憧れる気持ちが逆に足枷のようになることもある、なんて皮肉でイヤですけど、実際そういうことありそうですからね。

気を付けないと。

「空の青さを知る人よ」の意味

意外と知られていないかもしれませんが、「されど空の青さを知る」には元ネタがあるんですよ。

「井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る」という言葉は、確かに井戸の中の蛙は広い海があることを知らないが、井戸から見える空の蒼さなど、井戸の中の世界に長くいたからこそ見えるものを知っているという意味です。

中国から伝わったのではなく、日本に伝わった後に付け加えられたものとされています。

https://biz.trans-suite.jp/20675#i-7

超平和バスターズが生み出した言葉だと思ってた人もいるんじゃないかな。

Soneyu
Soneyu

僕もその一人なんですけど。

超センスあるなーってずっと思ってました。

では、考察していきましょう。

まず、タイトルの「空の青さを知る人よ」には二つの意味(人)があると思っていて。

一つが、しんので、もう一つがあかねです。

しんのにとって「空の青さ」とは、上の解説そのまんまの意味で、現実の厳しさを知らなかったから、ミュージシャンという大きな夢に憧れることができた

そんな忘れがちなんだけど大切なことを表しています。

あかねにとっての「空の青さ」とは、あおいのことそのもので、普通の20代がするような恋愛をしてこなかったからこそ、あおいと共に過ごせた

その幸せや喜びを表しています。

そう考えると、「空の青さを知る人よ」っていうのは、

慎之介からしんのへの呼びかけのようにも、しんのからあかねへの呼びかけのようにも聞こえてきます。

なんだか考えれば考えるほど深いですね。

こうやって観終わった後に、意味を考察できるタイトルって素敵だなって思いませんか。

面白かったシーン

個人的にベストシーンだなと思うのが、慎之介が道をひた走りながら叫ぶシーン

飛んでいくしんのとあおいに置いていかれ、必死に走りながらのこのセリフです。

「どこにもタクシーねえじゃねえか。このクソ田舎が!」

これすごい好きですね。

田舎の開放感も感じますし、そしてなにより吹っ切れた慎之介の思いがこのセリフに凝縮されている気がします。

入場者特典の内容とは!?

入場者特典は、この秩父三部作がコラボしたA4クリアファイルと、復刻版「あの花ラジオ」のアクセスカードが付いてくるそうです。

『ここさけ』公開時にも復刻した「あの花ラジオ」が、『空青』のあおいも交えてまたもや復刻するそうです。

欲しい人は早めに行ったほうがいいでしょうね。

「超平和バスターズ」次の構想は?

――なるほど。ちなみに、次作の話などは出ているのでしょうか?
長井:構想はあります。3人で集まったら「次やるならこんな感じかもね」みたいな話になるし、そのへんはいつでも与太話しています。緊張感はあっても「やらなきゃ!」と構える関係ではないから、飾らずに楽しんでやっています。

https://animeanime.jp/article/2019/10/11/48913_3.html

長井監督がインタビューで語っているところによると、次作もありそうですね。

今回の『空青』で、秩父三部作は終幕を迎えました。有終の美ってやつです。

次はどこを舞台にしてくるのか、どんな作品を作るのか、今から楽しみですね。

超平和バスターズがまだ続くことがなにより嬉しいというね!

まとめ

ここまで映画『空の青さを知る人よ』の感想・評価を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

『あの花』、『ここさけ』にはまった人は必見の映画ですし、ますます超平和バスターズのファンになっていくような気もします。

夢に向かって一歩を踏み出す勇気をくれて、素直な気持ちの大切さに気づかせてくれる、色々な人におすすめしたい映画ですね。

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