【感想・評価】東野圭吾『恋のゴンドラ』(文庫化)「恐怖のゴンドラ」に題名を変えてほしいと思った。【文庫特別編も】

【感想】東野圭吾『恋のゴンドラ』 ミステリー

どうもSoneyuです!

年間300冊の本を読む本好きで、普段は書評や映画の記事を書いています!

今回は、東野圭吾さんの『恋のゴンドラ』のどこが面白かったのか、どんな人におすすめなのかをネタバレなしで紹介していくので、まだ読んでいない人も安心してご覧ください!


Soneyu
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3時間半で一気読み。

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東野圭吾『恋のゴンドラ』 あらすじ

都内で働く広太は、合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。ところがゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は、なんと同棲中の婚約者だった。ゴーグルとマスクで顔を隠し、果たして山頂までバレずに済むのか。やがて真冬のゲレンデを舞台に、幾人もの男女を巻き込み、衝撃の愛憎劇へと発展していく。文庫特別編「ニアミス」を収録。

こんな人におすすめ!


  • 恋愛話が好き
  • 失恋のショック😱
  • ご都合主義が気にならない
  • ウィンタースポーツに造詣が深い
  • 文庫特別編が読みたい

感想【ネタバレなし】

本書の特徴を5つのポイントに分けて解説!

内容

他人の恋愛話を覗き見てるような面白さ

『恋のゴンドラ』はいくつかの恋愛話が絡み合って進む連作短編集のような構成。

Soneyu
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伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』に近いかも。

友人の恋愛話って自分とは何の関係もないのに、なぜかめっちゃ興味持っちゃうことってあるじゃないですか。

あんな感じの面白さ。

登場人物の相関図がめっちゃ欲しくなる件

中盤以降になると、登場人物の関係性がもうよく分からなくなってきます。

「こいつとこいつはあのことを知らないから…」「あれ、こいつはどこで出てきたんだっけ」

なんて、登場人物たちが絡まりすぎて頭を毎回整理しないと、こんがらがっちゃいます。

けれど、その巧みな構成も面白い要素のひとつです。

ウィンタースポーツ好きな人におすすめの理由

この物語は主に里沢温泉というスキーやスノボができる雪原が舞台になっています。

だから、リフトの相乗りや穴場のコースなんかで色んなことが起こるんです。

とにかく毎回の話にウィンタースポーツの要素が絡んでくるので、そういうスポーツが好きな人はテンション上がるかもね。

かなり専門的な話が出てくるエピソードもあったりして。

Soneyu
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ぼくはさっぱりでしたけど

修羅場の緊張感〈ハラハラ〉

初っ端からハラハラが止まらない緊張感マックスのお話でしたね。

浮気相手とゴンドラに乗ってたら、まさか相乗りの同乗者が同棲相手だったなんて。

悲劇としか言い様がない。

こんな悪魔みたいなシチュエーションがかなり出てくるので修羅場を楽しみたい人にはおすすめですね。

Soneyu
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「恋」って人間の一番根源的で面白い部分が見られるから、それをリアルに描いた本作が面白くないわけがないなって今思いました。

ラストシーンの衝撃〈恐怖のゴンドラ〉

僕が読み終わった後真っ先に感じたのが、恐怖でした。

もう怖いですよ。題名を〈恐怖のゴンドラ〉に変えてほしいくらいに。

Soneyu
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ああ~。そんなことって…、と思わざるを得ないような結末でした。

そういうところが面白いんですけど。

「ゴンドラで事件起こりすぎでしょ」って言いたくなるくらいには偶然が重なるので、

ご都合主義は死んでもイヤだ、という人には向かないかもですね。

Soneyu
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あのゴンドラ呪われてんじゃないですかね。

文庫特別編『ニアミス』【ネタバレあり】

文庫化された『恋のゴンドラ』に特別編ということで追加された『ニアミス』というお話。

どういうお話かというと、

頭を丸刈りにして浮気の許しを請い、何とか復縁して結婚することができた、第一話に登場したあの“広太”が、

懲りずに今度は“山本弥生”に惚れて浮気をしそうになったところ、

妻の“深雪”にそのことを感づかれスマホを見られて、危うくばれそうになったのだが、

今度は運の力で間一髪のところで回避したというお話。

今回はさすがに“広太”に感情移入は出来なかったから、そこまでハラハラしなかったけど、

このお話から学んだことは、男というのは、どうしようもない生き物だということです。

まとめ

ここまで東野圭吾『恋のゴンドラ』の書評をしてきましたがいかがだったでしょうか?

他人の恋愛話が大好きという方はハマるでしょうねー。

ちょっとミステリーっぽい驚きもあったりして、とても楽しい小説だと思いました。

気になった方はぜひご一読を!

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