~「人間失格」知らなくても楽しめる~映画『HUMAN LOST 人間失格』太宰治の名作がSFダークヒーローものに!面白さを徹底解説!【感想・評価】

~「人間失格」知らなくても楽しめる~映画『HUMAN LOST 人間失格』太宰治の名作がSFダークヒーローものに!面白さを徹底解説!【感想・評価】 アニメ

どうもSoneyuです!

普段から本の書評や映画のレビューを書いたりしています。

今回も面白い映画に出会ったので、感想と解説を書いていきたいと思います。

観てない人
観てない人

『HUMAN LOST 人間失格』って面白いの?

映画館で観る価値ある?

そんな方に向けて記事を書いていくので気になる方はぜひご覧ください!

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~カタルシスを感じる~映画『HUMAN LOST 人間失格』ネタバレ徹底解説!!あの用語の詳しい意味は?小説「人間失格」とどこが繋がってる?【感想・考察】
どうもSoneyuです!今回は映画『HUMAN LOST 人間失格』の考察と解説を書いていきます。太宰治「人間失格」と関連するのはどの部分か?分かりにくかったあの用語はどんな意味?一回観ただけじゃ理解しきれなかったという人はぜひご覧ください!
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映画『HUMAN LOST 人間失格』 あらすじ

【全人間、失格】11月29日公開 劇場アニメ「HUMAN LOST 人間失格」本編冒頭7分映像 主演:宮野真守

「恥の多い生涯を送って来ました」。医療革命により、“死”を克服した昭和111年の東京――人々は体内の“ナノマシン”とそれらを“ネットワーク”により管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、病にかからず、傷の手当を必要とせず、120歳の寿命を保証する、無病長寿を約束された。しかし、その究極的な社会システムは、国家に様々な歪を産み出す。埋まることのない経済格差、死ねないことによる退廃的倫理観、重度の環境汚染、そして、S.H.E.L.L.ネットワークから外れ異形化する“ヒューマン・ロスト現象”……。日本は、文明の再生と崩壊の二つの可能性の間で大きく揺れ動いていた。大気汚染の広がる環状16号線外(アウトサイド)――イチロク。薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる“大庭葉藏”は、ある日、暴走集団とともに行動する謎の男“堀木正雄”とともに特権階級の住まう環状7号線内(インサイド)への突貫に参加し、激しい闘争に巻き込まれる。そこでヒューマン・ロストした異形体――“ロスト体”に遭遇した葉藏は、対ロスト体機関“ヒラメ”に属する不思議な力をもった少女“柊美子”に命を救われ、自分もまた人とは違う力を持つことを知る――堕落と死。生と希望。男は運命に翻弄され、胸を引き裂き、叫ぶ。怒り。悲しみ。憐れみ――絶望に呑みこまれ、血の涙とともに大庭葉藏は“鬼”と化す。貴方は、人間合格か、人間失格か――

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【感想・評価】

~小説「人間失格」を読んでなくても楽しめる~

10点満点で9.5点の大満足の作品!

この映画を一言で表すと、

「太宰治の「人間失格」の要素を取り入れた、オリジナルSF作品」です。

「人間失格」を読んでいなくても、SFダークヒーローものとして十分に楽しめます。

キャラの名前やオマージュ的なセリフ、空気感

これらが「人間失格」と繋がるところで、

気になった人は、これを機に「人間失格」を読んでみると、どちらの作品もより深く楽しめると思います。

Soneyu
Soneyu

ちなみに僕は「人間失格」を読んでいたのでそれ込みで9.5という点数です。

小説「人間失格」との詳しい関連については別記事で解説しています。

~カタルシスを感じる~映画『HUMAN LOST 人間失格』ネタバレ徹底解説!!あの用語の詳しい意味は?小説「人間失格」とどこが繋がってる?【感想・考察】
どうもSoneyuです!今回は映画『HUMAN LOST 人間失格』の考察と解説を書いていきます。太宰治「人間失格」と関連するのはどの部分か?分かりにくかったあの用語はどんな意味?一回観ただけじゃ理解しきれなかったという人はぜひご覧ください!

↓太宰治の「人間失格」気になった方はぜひ!

「人間失格」を書いた“太宰治本人”に焦点を当てた映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』

「人間失格」から着想を得た純文学の大作、又吉直樹『人間』

~映画館で観るべき理由~

お金を払ってでも、二時間この映画だけに集中できる環境をつくる理由が、この映画にはあります。

まず、世界観

“緻密”という言葉を超えるほど作り込まれた設定は二時間の枠に収まっていません。

Soneyu
Soneyu

「何回も観ろ」という監督からのメッセージだと捉えています笑

それでいて、セリフが説明口調になっていないのがすごいです。

一つ一つのセリフが文学的でかっこいいのも、この作品の魅力ですね。

Soneyu
Soneyu

あのアニメ『PSYCHO-PASS』に携わる本広克行と沖方丁がいるのだから当然と言えば当然なのかもしれません

あとは、アクション

ヒーローものだけあって、まるでMCUのようなド派手なアクションの迫力はすさまじいです。

また、ただのアクションじゃなく、カーアクションのシーンもあります。

『AKIRA』を彷彿とさせる、バイクアクションは冒頭から観客を引き込む見せ場ですね。

霊柩車が道路を爆走したりもしていて、この映画ならではのオリジナルの魅力もあります。

Soneyu
Soneyu

霊柩車のカーアクションは初めて観た笑

“死”が遠くなった世界観だからこそできることかもね。

最後に、声優さん

広告用に適当に俳優や女優を使うことなく、

主人公の宮野真守を始め、プロの方がやられているので声だけでも相当にハイクオリティです。

制作会社ポリゴン・ピクチュアズのCGアニメとは思えない質の高い映像とマッチして、作品の魅力を押し上げています。

以上、世界観、アクション、声優の三点が、映画館で観るべき理由です。

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~印象的なシーン~

ここからは極力ネタバレを避けながら印象的なシーンを紹介します。

白熱した冒頭カーアクション

先ほども紹介したんですけど、このシーンは外せないですね。

荒廃した環状一六号線を駆ける暴走集団と、警察犬ドローンの迫力あるカーチェイス。

最後フルスロットルで“竹一”というキャラが一気にバイクで駆け抜けるシーンなんかはもう興奮が止まりません。

この『AKIRA』っぽさといい、この映画は様々な過去作品を彷彿とさせるシーンがいくつもあります。

そういうところを気にしながら観るとより楽しいですよ。

大怪獣バトル

アメコミのようなド派手なアクションが魅力の本作。

その戦いの規模は終盤に向けて大きくなり、ついに街を飲み込むレベルにまで発展します。

ただ大きいだけじゃなくて、迫力の出し方、戦いの決着の付け方まで見事でした。

主人公の覚醒も含め、色々な要素を詰め込んだ作品だと言えますね。

繋がるプロローグとエピローグ

「恥の多い生涯を送ってきました」

で始まるプロローグ。

本作はプロローグとエピローグが繋がるパターンの作品で、

衝撃的だったプロローグが、エピローグでカタルシスを感じる意味に落ちていきます。

「恥の多い生涯を送ってきました」の意味と主人公の感情がリンクして、

SFダークヒーローの正体がここではっきりとつかめるのです。

→原案「人間失格」との関連を詳しく考察した記事はこちら!

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パンフレットは買う価値がある

『HUMAN LOST 人間失格』の世界をもっと知りたいと思う方は買って損はないと思います。

キャスト陣のインタビューや、監督の木崎文智と脚本の沖方丁の対談、用語解説など、

「ここってそういう意味があったのか」

って、新たな発見があったり、クリエイターたちの「人間失格」へのリスペクトが伝わってきて面白かったです。

これ読んでからもう一度観に行きたいですね。

入場者特典ボイスドラマのクオリティ

声優さんってすごいですね。

ただ二人の掛け合いなんですけど、

映像がない分ダイレクトに息づかいまで伝わってきて、鳥肌が立っちゃうほどのクオリティでした。

第一週の入場者特典は、大庭葉蔵が柊美子の絵を描いているシーンの二人の会話

もちろん作中では描かれなかった部分なので、より一層作品を楽しめるのは間違いないです。

Soneyu
Soneyu

この後の柊実子の運命を考えるとね……

気になる方はぜひお早めに!

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まとめ

ここまで映画『HUMAN LOST 人間失格』の感想と評価を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

過去の名作を、未来を描くSFというテーマでリメイクした、現代のアニメ映画です。

SF好きの方は言わずもがな、「人間失格」好きの方は面白い楽しみ方ができますし、

単純にアニメ好きの方もハイクオリティのCGアニメと声優のベストマッチに満足すると思います。

少しでも気になった方はぜひ劇場へ足を運んでみてください!!

→詳しいネタバレありの解説と考察はこちら

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