~カタルシスを感じる~映画『HUMAN LOST 人間失格』ネタバレ徹底解説!!あの用語の詳しい意味は?小説「人間失格」とどこが繋がってる?【感想・考察】

~カタルシスを感じる~映画『HUMAN LOST 人間失格』ネタバレ徹底解説!!あの用語の詳しい意味は?小説「人間失格」とどこが繋がってる?【感想・考察】 アニメ

どうもSoneyuです!

普段から本の書評や映画のレビューを書いたりしています。

今回も面白い映画に出会ったので、考察と解説をしていきたいと思います。

もう観た人
もう観た人

一回観ただけじゃよく分からなかった……

結局あれってどういうことだったの?

そんな方に向けて記事を書いていくので気になる方はぜひご覧ください!

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~「人間失格」知らなくても楽しめる~映画『HUMAN LOST 人間失格』太宰治の名作がSFダークヒーローものに!面白さを徹底解説!【感想・評価】
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映画『HUMAN LOST 人間失格』 あらすじ

【全人間、失格】11月29日公開 劇場アニメ「HUMAN LOST 人間失格」本編冒頭7分映像 主演:宮野真守
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【解説・考察】ネタバレあり

~用語、背景解説~

ここからは作中で登場したけど分かりにくかった用語と背景を、ネタバレありで解説していきます。

GRMP

四大医療革命の通称。

遺伝子操作(Genetic manipulation),

再生医療(Regeneration),

医療用ナノマシン(Medical nano-machine),

万能特効薬(Panacea),

これらの頭文字を取ったものが“GRMP”。

全国民に投与され、宿主の健康状態によって増殖する。

Soneyu
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この技術によって死なない身体になったから、竹一のように死を恐れない突貫ができるようになったわけです。

他人ごとですまないのがSFの怖いところですね。

ヒューマン・ロスト

“ヒューマン・ネットワーク”から外れ、GRMPが暴走、異形の怪物“ロスト体”となること。

ヒューマン・ネットワーク

健康基準“合格者”たちの健康状態とリアルタイムで同期するために、人々の体内にあるGRMPをつないでいるネットワークのこと。

Soneyu
Soneyu

健康基準って人間のことだったのか

合格者

全国民の健康基準となる300人を超える人間たちのこと。

Soneyu
Soneyu

だからあの老人たちがあんなに大事だったのか。

合格式って健康基準となる人を認定するための式だったのね。

アプリカント

ヒューマン・ロストを起こしてもGRMPが暴走せず、人の姿を取り戻した人間のこと。

本来の生命機能が進化した存在。

主人公の大庭葉蔵はロスト体を破壊する能力、

堀木正雄はロスト体を操る能力、

柊実子はロスト体を感知して抑え込む能力をそれぞれ持っている。

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時代背景

時は昭和111年、無病長寿大国と呼ばれる日本は、平均寿命120歳を可能にしていた。

人口は5000万人ほどにまで減少していたが、過労を無視できる長時間労働、環境汚染を気にしない経済活動で、GDP世界一を実現。

Soneyu
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“昭和”というのが衝撃

小説版について

ただ、

「何でそんなに環境汚染がひどくなったのか」

「貧富の差がそんなにも広がったのはなぜか」

「堀木正雄の過去に何があったのか」

などはパンフレットを読んでもはっきりしませんでした。

こうした詳しい背景を知りたいならノベライズを読むしかないですね。

小説は二つの種類があって、別々の作家さんが書かれています。

本編をノベライズ化したものと、堀木正雄の過去を描いたオリジナルストーリーの二つです。

↓本編

↓堀木正雄の過去を描いた外伝

~原案・太宰治「人間失格」と繋がる要素~

キャラの名前

主要キャラはほとんど「人間失格」から取ってますね。

性格が重なる人物もいて、「人間失格」を読んだことのある人にとってはキャラを掴みやすくなったかもしれません。

セリフ

プロローグはあの有名な一文。

「恥の多い生涯を送ってきました」

から始まります。

他にも、バーのマダムが柊実子と話しているシーンで、

「私の知る葉ちゃんはとても素直でいい子よ」

なんてセリフもあってちょっと興奮しました。

他にも「人間失格」のセリフが散らばっていると思うので、探しながら観るとより面白いかもしれませんね。

Soneyu
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入場者特典のボイスドラマにも「幸も不幸もなく、ただいっさいは過ぎて行く」というセリフがありました

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第1・2・3の手記

展開が小説と同じように「第一の手記」「第二の手記」「第三の手記」と分かりやすい三幕構成で作られています。

こうしたちょっとしたオマージュはもっとたくさんあるのでしょうね。

空気感

一番はやっぱりこれでしょう。

「人間失格」を読み終えたときの、あの独特のカタルシスは絶対に忘れないと思っていましたが、

この映画でも同じような感覚に襲われました。

どこにもいかないような結末から感じる虚無感と置き去りにされたような感覚。

実際に大庭葉蔵が落下していく終わり方といい、空気感というか肌感覚の面で「人間失格」と通底するものは確かにあると感じました

Soneyu
Soneyu

主人公の問題が何にも解決しないまま、結論が出ないまま終わってしまったからね。

中々できない終わり方だと思います。

地獄の馬

竹一がインサイドに突貫するシーンで葉蔵が見た“地獄の馬”

あれは「人間失格」で、竹一が葉蔵にゴッホの絵を見せたときに葉蔵が初めて心と前向きに向き合えた瞬間のセリフ。

「俺も画くよ。お化けの絵を画くよ。地獄の馬を、画くよ」

からきています。

このセリフは印象に残っている人は結構いるんじゃないですか。

又吉直樹の「人間」でもこのセリフについての考察があったように、かなり重要なセリフです。

そして、映画ではこのセリフと同じくらいのインパクトを、あの地獄の馬の絵で表現しています。

Soneyu
Soneyu

あの絵を観るためだけにもう一度映画館に行きたいほど、強烈に惹きつけられるものがありました。

皆さんはどうですか?

↓原案の太宰治「人間失格」映画観た後だとまた違った趣がありますね

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まとめ

ここまで映画『HUMAN LOST 人間失格』の考察と解説を書いてきましたがいかがだったでしょうか?

あの緻密な設定と濃厚な世界観は何回も観に行く価値があるもの、というか、

何回も観ないと理解しきれないほど奥が深い作品です。

僕もこれらのことを踏まえてまた観に行こうと思います。

ぜひ皆さんも劇場へまた足を運んでみてはいかがでしょうか。

もしくは、小説版を読んでからでもいいかもしれませんね。

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